2025年10月5日放送の『▶情熱大陸』に、古着業界のカリスマ・栗原道彦さんが登場します。
アメリカ2万kmの過酷な買い付け旅、66日間の車中泊生活…その姿に全国の古着ファンが注目!
荷物が日本に到着すると聞きつけた同業者やプロまでもが行列を作る、その目利き力の秘密とは?
この記事では、栗原道彦さんの経歴から買い付けルート、話題の古着店『ミスタークリーン』の場所まで徹底解説します。
中学卒業後に鳶職を経て古着バイヤーになった異色のキャリアや、30年間続けるアメリカ買い付けの全貌をお届けします。
栗原道彦のプロフィール【カリスマバイヤーへの道】
2025年10月5日放送の『情熱大陸』に登場する栗原道彦さん。
古着業界では知らない人はいない”カリスマバイヤー”として、30年以上にわたり第一線で活躍し続けています。
中学卒業後に鳶職を経て、わずか17歳で古着店に就職という異色の経歴を持つ栗原さんは、どのようにして今の地位を築き上げたのでしょうか。
ここでは、栗原道彦さんの生い立ちから古着バイヤーとしてのキャリアまで、詳しく見ていきましょう。
基本情報と生い立ち
▶情熱大陸
まずは栗原道彦さんの基本プロフィールからご紹介します。
名前 | 栗原道彦(くりはら みちひこ) |
---|---|
生年 | 1977年生まれ |
年齢 | 47歳(2025年時点) |
出身地 | 千葉県千葉市稲毛 |
職業 | 古着バイヤー・ミスタークリーン店主 |
栗原さんが古着と出会ったのは、中学生の頃でした。
当時から古着の魅力に取り憑かれ、地元の古着店に通い詰める日々を送っていたそうです。
しかし、中学卒業後は高校には進学せず、鳶職(とびしょく)の道を選択します。
鳶職とは建設現場で高所作業を専門とする職人のことで、決して楽な仕事ではありません。
それでも栗原さんは、鳶職で稼いだ給料のほとんどを古着の購入に充てるという生活を送っていました。
「働いて稼いだお金で、好きな古着を買う」というシンプルながらも情熱的な日々が、後のバイヤー人生の原点となったのです。
古着業界への転身
17歳の時、栗原さんの人生を大きく変える出来事が起こります。
当時常連として通っていた古着店の店長から、「うちで働いてみないか」と声をかけられたのです。
その店こそが、後に伝説のヴィンテージショップと呼ばれる「ロストヒルズ」の前身「ロイヤルクラウン」でした。
栗原さんは1995年、このロイヤルクラウンのオープン立ち上げから参加することになります。
そして翌年の1996年、わずか18歳でアメリカへの買い付けを開始します。
この若さでの海外買い付けデビューは異例中の異例で、バイヤーアシスタントとして初めて渡米した際の経験が、その後の栗原さんのキャリアを形作ることになりました。
2003年、26歳の時には正式にバイヤーに昇格。
ロストヒルズでバイイング、店舗マネジメント、企画など幅広い業務を担当し、2000年代半ばのヴィンテージブームを最前線で支える存在となりました。
2010年まで15年間在籍したロストヒルズを退社後、2011年に33歳でフリーランスバイヤーとして独立。
古着の卸業やECサイトを立ち上げ、現在の「ミスタークリーン」の基盤を築き上げていったのです。
鳶職から古着バイヤーへ、そしてカリスマへ。
栗原道彦さんの経歴は、好きなことを仕事にし、その道を極めた人生そのものと言えるでしょう。
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ミスタークリーンの場所とアクセス情報【行列必至の人気店】
栗原道彦さんが手がける古着店「ミスタークリーン」は、東京・渋谷区富ヶ谷にあります。
荷物が日本に到着したと聞きつけると、開店前から行列ができるほどの人気店です。
同業者やアパレル関係者など、プロも認める目利き力で仕入れた古着を求めて、連日多くの古着ファンが訪れています。
ここでは、ミスタークリーンの詳しい場所やアクセス方法、そして店舗の変遷についてご紹介します。
店舗の基本情報
ミスタークリーンの店舗情報は以下の通りです。
店名 | Mr.Clean(ミスタークリーン) |
---|---|
住所 | 東京都渋谷区富ヶ谷1-35-4 1階 |
営業時間 | 12:00〜19:00 |
定休日 | 月曜日 |
電話番号 | 090-2206-1755 |
公式サイト | https://kurikurivintage.shop-pro.jp/ |
@mrcleantomigaya |
店舗は井ノ頭通りから1本入った路面に位置しており、外観はシンプルで落ち着いた雰囲気です。
売り場面積は約42平方メートル(約13坪)と決して広くはありませんが、その空間に700〜800点もの厳選された古着が整然と並んでいます。
店内の照明は昼白色を採用しており、これは栗原さんのこだわりの一つ。
間接照明で汚れやダメージをごまかすことなく、商品の状態をありのままに見せるためです。
アクセス方法
ミスタークリーンへのアクセスは以下の通りです。
最寄駅
- 千代田線「代々木公園駅」から徒歩約8分
- 小田急線「代々木八幡駅」から徒歩約8分
どちらの駅からも徒歩圏内で、近年盛り上がりを見せる「奥渋谷エリア」の中心に位置しています。
このエリアは、ファッション業界人やクリエイターが多く住むことで知られ、古着店やセレクトショップが点在する注目スポットです。
原宿や青山エリアと比べると落ち着いた雰囲気で、ゆっくりと古着選びを楽しめる環境が整っています。
店舗の変遷
栗原道彦さんの「ミスタークリーン」は、段階的に成長を遂げてきました。
2011年(33歳): ロストヒルズを退社後、フリーランスバイヤーとして独立。ウェブショップ「ミスタークリーン」を開設しました。
2018年11月(40歳): 横浜に初の実店舗「ミスタークリーン横浜(Mr.Clean Yokohama)」をオープン。古い倉庫をリノベーションした建物で、インテリアや木材を販売する他のショップと共に入居していました。
2020年3月(42歳): 横浜から東京・渋谷区富ヶ谷に移転し、店名を「ミスタークリーン(Mr.Clean)」に改名。売り場面積も1.5倍以上に拡大し、路面店として再スタートを切りました。
渋谷エリアは「100年に一度の改革」が進行中で、栗原さんも「盛り上がりを感じる」と語っています。
賃料は上昇傾向にあるものの、坪単価3〜4万円の原宿・青山エリアと比べると現実的な価格帯であることも、富ヶ谷を選んだ理由の一つです。
オープン後初の土日には200点を販売し、予想の1.5倍の売り上げを記録したそうです。
「”この店で買いたい””この人から買いたい”と思ってもらえるのは服屋の本懐」と語る栗原さんの想いが、多くの古着ファンに届いている証拠と言えるでしょう。
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アメリカ買い付けルートの全貌【2万kmの過酷な旅】
栗原道彦さんの最大の特徴は、誰にも真似できないアメリカでの買い付けスタイルです。
年間6ヶ月をアメリカで過ごし、レンタカーで2万kmを走破するという過酷な旅は、まさに命がけ。
18歳から始めて今年で30年、一度も人任せにすることなく自らの足で古着を探し続けています。
ここでは、2025年夏に『情熱大陸』で密着された買い付けの実態と、具体的なルートについて詳しく解説します。
買い付けスケジュール
栗原さんの買い付けスケジュールは、非常にハードなものです。
滞在期間 | 年間6ヶ月(66日間×複数回) |
---|---|
移動距離 | 1回の遠征で約2万km |
サイクル | 6週間ごとに日本⇔アメリカ往復 |
移動手段 | レンタカー(長距離運転) |
ビザなし滞在の限界である年間6ヶ月間をフル活用し、アメリカ中を駆け回ります。
1回の遠征は66日間に及び、その間ほぼ休みなく買い付けを続ける日々です。
「体力的にはキツいですけど、人任せにはできない」と語る栗原さんの言葉に、プロフェッショナルとしての覚悟が表れています。
具体的な買い付けルート
2025年夏の情熱大陸で密着された買い付けルートは、以下の通りです。
主要ルート
- ロサンゼルス(カリフォルニア州) – スタート地点
- ラスベガス(ネバダ州)
- フェニックス(アリゾナ州)
- ヒューストン(テキサス州)
- ダラス(テキサス州)
栗原さんは主にアリゾナ州からテキサス州にかけてのエリアを中心に巡回します。
このルートは、日本人バイヤーがあまり立ち寄らない場所も多く含まれており、独自のネットワークと開拓精神で奇跡的なバイイングを達成してきたのです。
夜にスリフトショップが閉まると、7〜8時間かけて次の州へ移動。
時には豪雨に叩かれ、ラスベガスではタイヤが轍にはまって動かなくなるアクシデントもありました。
それでも、「想定外こそが醍醐味」と笑顔で語る栗原さんの姿に、古着への深い愛情が感じられます。
買い付け先の種類
栗原さんの買い付け先は、大きく3つに分かれます。
■ スリフトショップ(非営利リサイクルショップ)
66日間で訪問したスリフトショップは約700軒。
1日30軒というペースで朝から晩まで回り続けます。
代表的な店舗は「Goodwill(グッドウィル)」で、古着が驚くほどの安価で販売されています。
価格例:
- Tシャツ:50セント(約54円)
- ジーンズ:2ドル(約216円)
- バンダナ:1ドル(約108円)
ただし、「10軒以上何も買えないときもある」というのが現実です。
ハンガーにかかる古着の肩の部分に触れながら、驚きの高速移動で品定めをする栗原さんの姿は、まさに職人技と言えるでしょう。
■ ビンテージディーラー
66日間で訪ねた古着バイヤーは170人を超えました。
90年代から付き合いのあるベテランディーラー(70代中心)も多く、長年の信頼関係が良質な古着の仕入れにつながっています。
テキサス州やロサンゼルスのディーラーからは、リーバイスのセカンド(14万円)などの高額ヴィンテージも仕入れています。
栗原さんは英語ができるため、スリフトショップでそれらしい人を見つけては声をかけ、スマホでeBayやEtsyのページを見せてもらうことも。
めぼしい商品があれば直接交渉し、手っ取り早く現金化できるメリットを活かしているのです。
■ エステートセール
エステートセールとは、家主が亡くなったり引っ越しをする際に、家中の一切合切を売るセールのこと。
アメリカの家屋は広くスペースがあるため、時間とともにため込まれた様々な品が一度に放出されます。
ハロウィーンの衣装から軍服まで、あらゆる衣料が集まるため、思わぬお宝に出会えるチャンスです。
買い付け中の過酷な生活
買い付け中の栗原さんの生活は、想像を絶する過酷さです。
宿泊:1泊45ドル〜(約4,860円〜)の安モーテルが基本。「ドアの外では銃声やドラッグの取引が日常」という危険な環境も珍しくありません。少しでも長く眠りたい時は車中泊も選択肢に入ります。
食事:物価高騰と円安で懐事情が苦しくなる中、食事はもっぱらカップ麺。できるだけ安く仕入れて、お客が求めやすい価格で販売するために、自らの生活費を徹底的に削っているのです。
移動:日中はひたすら仕入れ先を巡り、トランクが一杯になるとモーテルで整理して日本へ郵送することを繰り返します。夜は7〜8時間かけて次の州へ移動するため、睡眠時間も限られています。
それでも栗原さんの表情には、なんだか余裕があるそうです。
「思いがけない場所で、思いもしなかったものが見つかる」という古着の喜びが、過酷な旅を支えているのでしょう。
30年間続けてきたこの買い付けスタイルこそが、栗原道彦さんを”カリスマ”たらしめる理由なのです。
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栗原道彦の目利き力とこだわり【カリスマと呼ばれる理由】
栗原道彦さんが「カリスマバイヤー」と呼ばれるのは、単に長く続けているからではありません。
その目利き力と古着に対する誠実な姿勢が、同業者やプロからも高く評価されているからです。
「ゴッドハンド」「古着界の大谷翔平」といった異名を持つ栗原さんは、どのような基準で古着を選び、どんなこだわりを持って販売しているのでしょうか。
ここでは、ミスタークリーンの特徴と栗原さんのビジネススタイルについて詳しく見ていきます。
仕入れる古着の特徴
ミスタークリーンに並ぶ古着は、幅広い年代とジャンルをカバーしています。
年代 | 1920年代〜2000年代以降 |
---|---|
ジャンル | ミリタリー、アウトドア、デニム、スウェット |
店頭在庫数 | 700〜800点 |
第2次大戦以前のビンテージから2000年代の比較的新しいものまで、時代を問わず「おもしろい」と感じたものを仕入れています。
かつてはビンテージ一辺倒でしたが、最近では年代を問わず価値を見出すスタイルに変化しました。
これは卸先やリメーク用の資材需要が増えたことも影響していますが、何より「良いものは良い」という柔軟な審美眼の表れです。
主な取扱アイテム:
- ミリタリー:ECWCS、M-65、モッズパーカー、ジャングルファティーグ
- デニム:リーバイス501、セカンド(507XX)、ファースト
- アウトドア:パタゴニア、ノースフェイス、コロンビア
- スウェット:リバースウィーブ、各種カレッジロゴ
店内には、1920年代の「PAYDAY」のデニムカバーオールから、2000年代のECWCS GEN3まで、幅広いアイテムが整然と並んでいます。
ミスタークリーンらしさ
栗原さんに”ミスタークリーンらしさ”について問うと、こう答えます。
「普通の古着を普通に売りたい。あくまで消費者目線で、自分でも買う値段で売ることを心掛けている」
この哲学を実現するため、徹底したこだわりがあります。
全商品の洗濯・クリーニング・リペア
「古着は、どうしても下に見られやすい」という認識から、店頭に並べる前に必ず洗濯やクリーニング、リペアを経ています。
新品を扱うのとなにも変わらない品質管理を徹底しているのです。
昼白色照明の採用
多くの古着店が雰囲気づくりのために間接照明を使う中、ミスタークリーンは昼白色の照明を採用。
汚れやダメージをごまかすことなく、商品の状態をありのままに見せる誠実さがあります。
手書きの値札
店頭に並ぶ700〜800点分の値札は、ほぼ全て栗原さんの手書きです。
ブランド名、モデル名、年代、リペア箇所など、お客に必要な情報を網羅しています。
値付けも含めて1週間はかかるという丁寧な作業が、一着一着への愛情を物語っています。
ビジネスモデル
ミスタークリーンの売上構成は、一般的な古着店とは大きく異なります。
売上構成
- 卸売:40%(国内外のブランドへリメーク資材供給)
- その他:40%(ブランドへの資材販売)
- 小売:20%(店頭販売)
小売は全体の2割程度で、残りは卸売とリメーク資材の販売が占めています。
主な卸先
- 国内:77 CIRCA(サーカ)、MAISON EUREKA(メゾン エウレカ)など
- 海外:香港、台湾、マカオ、韓国
ダメージ古着をリメーク材料として販売するビジネスは、10年ほど前から始めた秘策で、今では大きな収入源となっています。
「要らない」と言われるビンテージデニムも、別の形で価値を生み出す柔軟な発想が、厳しい古着業界で生き残る力になっているのです。
伝説的エピソード
栗原道彦さんには、数々の伝説的エピソードがあります。
コンバースシューズの火付け役
かつて、コンバースのシューズをいち早く日本に持ち込み、流行に一役買ったというエピソードを持っています。
当時はまだ注目されていなかったアイテムを見抜く先見の明が、栗原さんの真骨頂です。
「ゴッドハンド」「古着界の大谷翔平」の異名
同業者から「ゴッドハンド」と呼ばれ、一部からは「古着界の大谷翔平」とも評されています。
アメリカで日本人バイヤーが立ち寄らないような場所を独自で開拓し、何度も奇跡的なバイイングを達成してきた実績が、この異名につながっています。
業界をリードする存在
大手セレクトショップ「BEAMS」のトークイベントに登壇したり、メンズファッション誌の連載企画を依頼されたりと、古着ブームをけん引する存在です。
「僕はアメリカが好きだから続けられている。そして、客は夢を買ってくれていると感じる」
栗原さんのこの言葉に、30年間変わらぬ古着への情熱が込められています。
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情熱大陸で明かされる素顔【2025年10月5日放送】
【新着】「情熱大陸」が古着の“カリスマ”を特集、古着店「ミスタークリーン」店主 栗原道彦。 https://t.co/eDIINunIVl pic.twitter.com/wXdm9BI6BQ
— FASHIONSNAP (@fashionsnap) October 3, 2025
2025年10月5日(日)午後11時から放送される『情熱大陸』で、栗原道彦さんの素顔が明かされます。
66日間・2万kmに及ぶアメリカ買い付けの全貌に完全密着した今回の放送は、古着ファン必見の内容です。
カリスマバイヤーの過酷な日々と、古着に対する熱い想いが余すことなく描かれます。
ここでは、番組の見どころと栗原さんが語る古着業界の現状について詳しく解説します。
番組の見どころ
今回の『情熱大陸』は、2025年夏に行われたアメリカ買い付けに密着しています。
密着内容
- 66日間・2万kmのロードトリップ
- 訪問したスリフトショップ約700軒
- 会いに行った古着バイヤー170人超
- 豪雨、車中泊、カップ麺生活のリアル
栗原さんの荷物が日本に到着したと聞きつけると、東京・富ヶ谷の店の前には行列ができます。
並ぶのは愛好家だけではありません。
同業者やアパレル関係者などその道のプロも、彼が仕入れた古着を目当てにやってくるのです。
番組では、ハンガーにかかる古着の肩の部分に触れながら驚きの高速移動で品定めをする様子や、モーテルで整理して日本へ郵送する作業の繰り返しなど、バイヤーの裏側が克明に映し出されます。
物価高騰に円安…懐事情が苦しくなる中、食事はもっぱらカップ麺。
ラスベガスでは、タイヤが轍にはまり動かなくなるアクシデントもありました。
それでも表情にはなんだか余裕がある栗原さん。
「想定外こそが醍醐味であり、思いがけない場所で、思いもしなかったものが見つかるという古着の喜びにも通じる」という言葉が印象的です。
栗原道彦の想い
番組では、栗原さんの古着に対する深い想いも語られます。
「できるだけ安く仕入れて、お客が求めやすい価格で販売したい」
これが、過酷な買い付け旅を続ける最大の理由です。
令和に入って再びやってきた”古着ブーム”。
Z世代が火を付けたといわれる今回は、歴史的には第三次に当たる大きな波だそうです。
ブーム | 時期 |
---|---|
第一次 | 1990年代 |
第二次 | 2000年代半ば |
第三次 | 2020年代〜 |
その最前線にいる栗原さんですが、一方で複雑な思いも抱えています。
価格の高騰で本当に好きな人に行きわたらないことに、忸怩たる思いがあるのです。
かつて9万8,000円程度だったリーバイスのセカンド(507XX)のマッコンが、今では20万円弱まで高騰。
Tバック(40年代製のリーバイス506XXのビッグサイズモデル)を29万8,000円で売っていた時代を振り返り、「買っておけばよかった」と後悔する声も多いそうです。
「体力的にはキツいですけど、人任せにはできない」
18歳から始めて今年で30年。
この言葉に、プロフェッショナルとしての覚悟と、古着を愛する人々への責任感が表れています。
番組終盤の見逃せないシーン
長期遠征の終盤、番組のハイライトとなるシーンが訪れます。
あるバイヤーからの連絡で、寡黙な47歳が思わず相好を崩す希少な一着が手に入ることになったのです。
普段は感情をあまり表に出さない栗原さんが、満面の笑みを浮かべる瞬間。
その一着とは一体どんなものなのか?
なぜそれほどまでに栗原さんを喜ばせたのか?
詳細は放送をお楽しみに、というところですが、30年のキャリアを持つカリスマバイヤーをも興奮させる古着との出会いは、まさに番組のクライマックスと言えるでしょう。
「一着一着との出会いにロマンを求めて」というサブタイトルの通り、栗原さんにとって古着の買い付けは単なる仕事ではありません。
宝探しであり、冒険であり、人生そのものなのです。
2025年10月5日(日)午後11時〜11時30分、TBS系列で放送される『情熱大陸』。
古着ファンはもちろん、何かに情熱を注ぐ人の姿を見たい方にもおすすめの内容です。
放送後は間違いなくミスタークリーンへの来店客が増えることが予想されます。
気になる方は、早めの来店をおすすめします。
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まとめ
栗原道彦さんは、中学卒業後に鳶職を経て17歳で古着店に就職し、18歳からアメリカ買い付けを始めたカリスマバイヤーです。
30年間変わらず、年間6ヶ月をアメリカで過ごし、2万kmを走破する過酷な買い付け旅を続けています。
車中泊とカップ麺生活という厳しい環境の中、「できるだけ安く仕入れて、お客が求めやすい価格で販売したい」という想いで一着一着を大切に選んでいます。
東京・渋谷区富ヶ谷にある「ミスタークリーン」には、栗原さんの審美眼で選ばれた至極の古着が700〜800点並んでいます。
全て洗濯・クリーニング済みで、手書きの値札には商品情報が丁寧に記されているのが特徴です。
2025年10月5日(日)午後11時放送の『情熱大陸』では、66日間の買い付けに完全密着。
寡黙な47歳が思わず笑顔になる希少な一着との出会いなど、見どころ満載の内容です。
放送後は間違いなく行列必至!
古着ファンの方は、ぜひ早めにミスタークリーンを訪れてみてください。
栗原道彦さんの情熱が詰まった古着との出会いが、あなたを待っています。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。