Pocket

2025年9月14日(日)23時から放送される▶情熱大陸では、世界一を目指すバレーボール男子日本代表の熱い戦いに密着します。

翌日9月13日(土)に開幕する世界バレー2025を前に、石川祐希主将を中心とした新生日本代表の挑戦が描かれます。

パリ五輪での「あと1点」の悔しさを乗り越え、東京五輪金メダル監督ロラン・ティリ氏の指揮のもと、51年ぶりのメダル獲得を狙う5人の注目選手たちの物語をお伝えします。

情熱大陸で取り上げられる選手たちの魅力と、世界選手権での見どころを詳しくご紹介していきます。

 



世界バレー2025開幕直前!日本代表の現在地

2025年9月13日(土)、ついに世界バレーボール男子選手権がフィリピンで開幕します。

日本代表にとって、この大会は51年ぶりとなるメダル獲得への絶好のチャンスとなります。

放送スケジュール

日程 対戦相手 放送形態
9/13(土) 15:00 vs トルコ TBS生放送
9/15(月) 15:00 vs カナダ TBS録画放送
9/17(水) 22:30 vs リビア TBS生放送

現在の男子日本代表は世界ランキング5位に位置し、「歴代最強」と称される布陣でメダル獲得を本気で狙える実力を身につけています。

2024年パリオリンピックでは惜しくもベスト8で敗退しましたが、イタリア戦で24対22のマッチポイントから逆転負けを喫した「あと1点」の悔しさが、チーム全体の大きな成長につながっています。

特に注目すべきは、東京2020オリンピックでフランスを金メダルに導いた名将ロラン・ティリ監督の就任です。

パリ五輪での涙を力に変え、石川祐希主将を中心とした新生日本代表が、いよいよ世界の頂点に挑戦します。

予選ラウンドでは強豪トルコとの初戦が最大の山場となり、ここでの勝利が決勝トーナメント進出への重要な一歩となるでしょう。

 

▽スポンサーリンク



【注目選手5人】情熱大陸で密着される世界一を狙う戦士たち


画像引用:情熱大陸

9月14日(日)23時から放送される情熱大陸では、世界一を目指す日本代表の熱い戦いに密着します。

番組で取り上げられる選手たちを中心に、世界バレー2025で輝きを放つ5人の注目選手をご紹介します。

それぞれが異なる魅力と役割を持ち、チーム一丸となって悲願の世界一に挑戦する戦士たちの物語をお伝えします。

石川祐希(29歳・主将)- パリの悔しさを力に変えるキャプテン

情熱大陸のメイン人物として密着される石川祐希選手は、パリ五輪の「あと1点」から立ち上がった真のリーダーです。

2024-25シーズンからイタリア王者ペルージャに所属し、欧州チャンピオンズリーグ決勝でも勝利に貢献するなど、世界最高峰のリーグで結果を残し続けています。

パリオリンピックのイタリア戦では、24対22のマッチポイントでトスを託されながらも、惜しくも逆転負けを喫しました。

しかし、この悔しい経験こそが石川選手の成長につながり、キャプテンとしての責任感をより一層強くしています。

ペルージャでの豊富な経験と自信を武器に、日本代表を世界の頂点へと導く存在として期待されています。

持ち味である鋭いスパイクやコースの打ち分け、ブロックの見極め能力に加え、フェイクセットなど巧みな攻撃パターンで相手チームを翻弄します。

石川祐希 プロフィール

生年月日 1995年12月11日(29歳)
出身地 愛知県岡崎市
身長/体重 192cm / 84kg
血液型 AB型
ポジション アウトサイドヒッター
所属チーム シル・スーサ・ヴィム・ペルージャ(イタリア)
最高到達点 351cm
学歴 中央大学法学部政治学科卒業
代表キャプテン就任 2021年4月

髙橋藍(23歳)- もう一人の顔として君臨するエース

石川祐希と並ぶ日本バレーボール界の象徴的存在として、髙橋藍選手の活躍も見逃せません。

サントリーサンバーズ大阪に所属し、安定したパフォーマンスでチームの勝利に貢献し続けています。

石川選手との「黄金コンビ」は、相手チームにとって脅威となる攻撃パターンを数多く生み出します。

優れた得点力はもちろん、リベロ経験やイタリアリーグでの経験によって培われた高い守備力も兼ね備えた万能型アタッカーです。

コート外では自ら広告塔となってバレーボールの裾野拡大に努め、まさに「バレー界のアイコン」として多くのファンに愛されています。

圧倒的なパフォーマンスでファンを沸かせる一方で、謙虚な人柄とファンサービスへの積極的な姿勢が、日本バレーボール界全体の人気向上に大きく貢献しています。

髙橋藍 プロフィール

生年月日 2001年9月2日(23歳)
出身地 京都府京都市
身長/体重 188cm / 83kg
血液型 O型
ポジション アウトサイドヒッター
所属チーム サントリーサンバーズ大阪
最高到達点 スパイク343cm / ブロック315cm
学歴 日本体育大学
特徴 クォーター(母がハーフ)

甲斐優斗(21歳)- 憧れから代表へ駆け上がった次世代エース

情熱大陸で「石川や高橋をテレビで見ていた少年」として紹介される甲斐優斗選手は、まさに憧れから代表へと駆け上がった次世代のエースです。

専修大学4年生でありながら世界選手権メンバーに大抜擢され、その急成長ぶりは驚異的です。

2メートルの長身から放つジャンプサーブは日本代表の大きな武器となり、最高到達点357cmという圧倒的な高さで相手チームを圧倒します。

2023年にはフランスリーグのパリ・バレーでプレー経験を積み、パリオリンピックにも出場を果たしました。

大学生から世界の舞台へと羽ばたいた21歳の若きエースは、石川選手や髙橋選手に続く新たなスターとして大きな期待を背負っています。

甲斐優斗 プロフィール

生年月日 2003年9月25日(21歳)
出身地 宮崎県延岡市
身長/体重 200cm / 86kg
ポジション アウトサイドヒッター
所属チーム 専修大学4年・大阪ブルテオン(特別指定選手)
最高到達点 スパイク357cm / ブロック330cm
学歴 日南振徳高校 → 専修大学
海外経験 パリ・バレー(フランスリーグ)

西田有志(オポジット)- 爆発力で勝負を決める隠れたエース

左腕から繰り出される驚異的な攻撃力で、日本代表の得点源として活躍する西田有志選手。

大阪ブルテオン所属のオポジットとして、石川選手や髙橋選手とは異なるタイプの攻撃パターンで相手チームを翻弄します。

2019年ワールドカップではベストサーバーを獲得し、特にカナダ戦では5度のサービスエースを含む6連続ブレイクを記録してチームを勝利に導いた伝説的なプレーは今でも語り継がれています。

最高到達点350cmという圧倒的な高さと左利きという希少性を活かし、世界選手権では「隠れたエース」として大活躍が期待されます。

2024年には妻の古賀紗理那選手とともに天皇杯でMVPを受賞し、夫婦でのMVP受賞という快挙も成し遂げました。

西田有志 プロフィール

生年月日 2000年1月30日(25歳)
出身地 三重県いなべ市
身長/体重 186cm / 89kg
血液型 O型
ポジション オポジット
所属チーム 大阪ブルテオン
利き腕
最高到達点 350cm
学歴 海星高校

深津英臣(セッター)- 新戦術の要となるゲームメーカー

ティリ監督が重視する「セッターとスパイカーのコンビネーション」構築の鍵を握る深津英臣選手。

ウルフドッグス名古屋所属のセッターとして、豊富な経験と安定したトスワークでチームの攻撃をコントロールします。

バレーボール一家に育ち、長兄旭弘は東京グレートベアーズのセッター、次兄貴之はウルフドッグス名古屋のコーチという環境で培われた高いバレーボールIQが持ち味です。

関田誠大選手の後継者候補として、ティリ監督の新戦術を体現する重要なポジションを担っています。

星城高校時代には春高バレー準優勝、インターハイ・国体優勝という輝かしい実績を持ち、東海大学でも全日本インカレ優勝に貢献した実力者です。

深津英臣 プロフィール

生年月日 1990年6月1日(35歳)
出身地 愛知県豊田市
身長/体重 181cm / 77kg
血液型 A型
ポジション セッター
所属チーム ウルフドッグス名古屋
学歴 星城高校 → 東海大学
家族 3人兄弟の末弟(兄2人もバレーボール選手・指導者)
ニックネーム オミ

▽スポンサーリンク



ロラン・ティリ監督が導入する「金メダル戦術」の正体

東京五輪でフランス代表を初の金メダルに導いた名将ロラン・ティリ監督が、ついに日本代表の指揮を執ります。

その「金メダル戦術」の核心には、長年の経験で培われた独特な哲学と、日本の特性を知り尽くした戦術改革があります。

5年間にわたって大阪ブルテオンを指揮し、日本のバレーボール界を熟知した60歳の名将が、いよいよ世界一への道筋を示します。

ロラン・ティリ監督 プロフィール

名前 ロラン・ティリ(Laurent Tillie)
生年月日 1963年12月1日(61歳)
出身地 アルジェリア・アルジェ(フランス国籍)
身長 193cm
現役時代ポジション アウトサイドヒッター
代表キャリア 1982年~1995年(407試合出場)
キャプテン歴 1991年~1992年
家族 妻は元オランダ代表、息子ケビンもフランス代表選手

東京五輪金メダル監督の哲学

ティリ監督の指導哲学の根幹にあるのは「経験の差」を重視した段階的なチーム作りです。

2021年東京五輪でフランス代表を初の金メダルに導いた際も、予選ラウンドで2勝3敗という苦しいスタートから、決勝トーナメントで見事に花開かせました。

その背景には、2016年リオ五輪での予選ラウンド敗退という苦い経験があり、「勝利だけでなく、ギリギリで勝利を逃した苦しい経験も重要」という哲学を貫き通しています。

フランス代表時代には「世界一仲が良くて家族のようなチーム」を作り上げ、選手との信頼関係を何よりも大切にしてきました。

2012年から2021年まで9年間フランス代表監督を務め、2015年・2017年にはFIVBワールドリーグでも優勝を果たしています。

日本の課題を知り尽くした戦術改革

ティリ監督は日本代表の課題を「身体的劣勢をいかに補うか」と明確に定義し、サーブとレシーブを重視した戦術改革を進めています。

「サーブは体格差と関係ない。レシーブは全ての起点になる」という考えのもと、日本の特性を活かした戦い方を追求します。

特に重要視しているのが「セッターとスパイカーのコンビネーション」の構築で、情熱大陸でも課題として取り上げられているこの分野こそが、世界一への鍵となります。

選手との対話を重視する「家族型」マネジメントも大きな特徴で、大阪ブルテオン時代にも「その素晴らしいお人柄で選手やスタッフの成長に貢献」と高く評価されています。

日本式のお辞儀を自然に取り入れるなど、日本文化への深いリスペクトを示し、5年間の大阪ブルテオン監督経験で日本のバレーボール界を熟知した「日本通」の監督として、世界一を目指します。

 

▽スポンサーリンク



世界バレー2025の見どころと放送情報

9月13日(土)15:00からのトルコ戦で幕を開ける世界バレー2025は、日本代表にとって51年ぶりのメダル獲得を懸けた重要な大会です。

初戦のトルコ戦は予選ラウンド突破への最重要ポイントとなり、石川祐希主将と髙橋藍選手の黄金コンビ、そして甲斐優斗選手の2mからのジャンプサーブが勝敗を分ける鍵となるでしょう。

放送・配信情報

日程 対戦相手 放送・配信
9/13(土) 15:00 vs トルコ TBS生放送・U-NEXT
9/15(月) 15:00 vs カナダ TBS録画・U-NEXT
9/17(水) 22:30 vs リビア TBS生放送・U-NEXT

予選ラウンドでは各組上位2チームが決勝トーナメントに進出するため、3試合で最低2勝が必要条件となります。

U-NEXTでは全試合を日本語実況・解説付きでライブ配信し、見逃し配信にも対応しています。

 

▽スポンサーリンク



まとめ

9月14日放送の情熱大陸と9月13日開幕の世界バレー2025は、新生日本代表の挑戦を象徴する絶好のタイミングです。

石川祐希主将のペルージャでの成功、髙橋藍選手の万能性、21歳の甲斐優斗選手の急成長、西田有志選手の爆発力、深津英臣選手のゲームメイク力という5人の注目選手が、それぞれ異なる魅力でチームを支えます。

ロラン・ティリ監督の「経験重視」「家族型マネジメント」「サーブ・レシーブ重視」という金メダル戦術により、パリ五輪の「あと1点」を乗り越え、悲願の世界一に挑戦します。

TBS生放送とU-NEXT配信で楽しめる世界選手権は、51年ぶりのメダル獲得への歴史的な瞬間を目撃する絶好の機会となるでしょう。

 



Pocket