今日、2020年2月4日のGoogleのトップページのロゴは、「ンコシ・ジョンソンを称えて」になっています!
ンコシ・ジョンソンて誰でしょうか?
マイクを持った小さい子供のことかな?
なぜ今日のGoogleのロゴになったんでしょうか?
今回は、2020年2月4日のグーグルのロゴである「ンコシ・ジョンソンを称えて」の意味や由来を調べてみました。
2020年2月4日のグーグルのロゴの「ンコシ・ジョンソンを称えて」の意味や由来
なぜ2020年2月4日のグーグルのロゴが「ンコシ・ジョンソンを称えて」になったかというと、画像の黒人の男の子「ンコシ・ジョンソン」が1989年2月4日に誕生したからです。
ンコシ・ジョンソンさんは、エイズのため12歳という若さでこの世を去りました。
ンコシ・ジョンソンさんがエイズに感染したのは、生まれてすぐの赤ちゃんの頃です。
同じくエイズだった母親からの感染だったのです。
ンコシ・ジョンソンさんは、南アフリカの貧しい農村で生まれました。
その頃の南アフリカは、アパルトヘイトによる人種差別や、政府の対策の遅れなどにより、国民の10分の1がエイズに感染していたのです。
さらに南アフリカの当時のターボ・ムベキ大統領が、「エイズなど存在しない」と言っていたからひどい話です。
そして抗エイズ薬の認可を拒否していたのです。
特に、差別の対象だった貧しい黒人の多くがエイズに感染していて、治療すら受けさせてもらえなかった現実がありました。
そしてンコシ・ジョンソンさんは、差別を受けているエイズ患者のために立ち上がります。
エイズで亡くたった母や友達、治療を受けられず苦しんでる人を助けるために、2000年に開催された南アフリカのダーバンの第13回「国際エイズ会議」で、ンコシ・ジョンソンさんはスピーチをしたのです。
ママは棺の中で目を閉じていました。やがて棺が墓穴に納められ、土がかぶせられました。それから時間が経つうちに、いろいろなことを忘れてしまったけれ ど、ママが生きていれよかったのに、と思います。
でもママは天国にいるはずです。そして肩越しに、ぼくを見守り、ぼくの心の中を見ているんです。
エイズになったことが悔しいです。だって、すごく苦しい病気だから。
それに、他の子供たちや赤ん坊がエイズになっていることを思うと、泣きたくなります。
政府が、AZT(ARV薬の1つ)をHIV陽性の妊娠している人たちに与えてくれればいいのにと思います。
そうやって、赤ん坊がもう感染しなくなればいいのに、と願っています。
ぼくたちだって、おなじなんです。
ぼくたちだって、何も変わりません。
みんな、1つの家族なんです。
ぼくたちも人を愛し、笑い。傷つき、泣き、生き、そして死ぬんです。
ぼくたちの面倒を見てください。ぼくたちを拒まないでください。
ぼくたちだって、みんな人間なんです。普通の人間です。手も足もあるし、歩くことも、話すこともできます。
そして、他の人たちと同じように、いろいろな必要を抱えているんです。
ぼくたちをどうか、怖れないで。
ぼくたちもあなたと同じ人間です。』
ンコシ・ジョンソンさんは、「エイズ患者を差別するな」と、「エイズ患者も同じ人間だ」と、「エイズ患者を認めてくれ」と、スピーチを通して訴えたのです。
そのスピーチの後、状態が悪化したンコシ・ジョンソンさんは、2001年6月1日に12歳という若さで、この世を去りました。
エイズに感染した子供の中では、この当時の最年長記録だったということでした。
もっと幼くしてなくなった子供たちが大勢いたんですね。
その中でもエイズ患者の差別を無くそうと、ンコシ・ジョンソンさんが懸命に戦ったのが分かります。
そして、少しずつ南アフリカではエイズの治療が普及していき、助かる命も増えています。
今日2月4日は、差別を受けたエイズ患者のために立ち上がり、スピーチをしたンコシ・ジョンソンさんが生まれたことを称えた日なのです!
まとめ
今回は、2020年2月4日のグーグルのロゴである「ンコシ・ジョンソンを称えて」の意味や由来を調べてみました。
Googleのロゴ画像は、エイズに苦しむ人の代表として、差別を無くそうと訴えるンコシ・ジョンソンさん姿だったんですね。
ンコシ・ジョンソンさんのスピーチを後世に伝えるために、Googleはロゴを使って世界に広めるたのです。
Googleのトップページは世界で最も見られる場所だと思います。
そのトップページに広告を貼らずに、ロゴを変更して大切なことを伝える活動をするって、良いなぁって思いました。
これからもGoogleのロゴをチェックしたいと思います!!
最後まで読んでいただき、ありごとうございました。