女子ソフトボール界で「令和の怪物」と呼ばれる長友彩莉(さり)選手が大きな注目を集めています。
多治見西高校2年生の彼女は、高校日本一とされる球速110km/hと独特な「ライズボール」技術で全国を驚かせ、2025年4月にフジテレビ「ミラモンGOLD」に初出演して話題となりました。
そして2025年8月31日(日)11:15~11:45に再びミラモンGOLDに出演予定で、中3でU15W杯メダル獲得に貢献した逸材として特集されます。
中学時代からU15日本代表として国際舞台で活躍し、現在はU18代表の中核を担う期待の選手です。
本記事では、長友彩莉選手の驚異的な球速の秘密、身長167cmという恵まれた体格、中学時代から積み重ねてきた輝かしい成績、そしてミラモン出演で注目された彼女の素顔に迫ります。
長友彩莉のプロフィールと身長・基本情報
女子ソフトボール界で「令和の怪物」と呼ばれる長友彩莉選手は、2008年生まれの17歳(2025年現在)。
身長167cmという恵まれた体格を活かし、投手として圧倒的な存在感を放っています。
愛知県みよし市出身で、現在は岐阜県の強豪・多治見西高等学校2年生として活躍中です。
長友彩莉選手の基本データ
【6/4 U15 UTSUGI CUP】日本はタイブレークの六回に長友彩莉(ハッピーフレンズ)を投入。四球、野選から暴投で1点を与えたが、なお二、三塁と満塁のピンチを三振で切り抜けたのは立派だった。#ソフトボール #UTSUGICUP#長友彩莉#ハッピーフレンズ#高崎市 pic.twitter.com/04yNJvFIsi
— 若林哲治 WAKABAYASHI/Tetsuji (@tatebori1974_76) June 4, 2023
項目 | 詳細 |
---|---|
氏名(読み方) | 長友彩莉(ながとも さり) |
生年月日 | 2008年5月10日 |
年齢 | 17歳(2025年現在) |
身長 | 167cm |
出身地 | 愛知県みよし市 |
ポジション | 投手(ピッチャー) |
投打 | 右投左打 |
背番号 | 14番(U18日本代表) |
現在の所属 | 多治見西高等学校(岐阜県)2年生 |
出身中学 | みよし市立北中学校(愛知県) |
所属クラブ | ハッピーフレンズ(愛知県) |
長友選手がソフトボールを始めたのは小学3年生の頃。
きっかけは兄が野球をやっていた影響で、自然とボールに触れるようになったといいます。
地元愛知県みよし市のクラブチーム「ハッピーフレンズ」で基礎を学び、持ち前の運動神経と真面目な練習態度で、小学生時代から「天才少女」として地元では有名な存在でした。
167cmという身長は女子ソフトボール選手としては理想的で、マウンドからの角度や球の見下ろし効果により、打者にとってより威圧感のある投球を可能にしています。
右投左打という投打スタイルも、投手としての多角的な戦術理解に貢献していると評されています。
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【驚異の球速110km/h】長友彩莉のソフトボール技術とライズボール
U15ソフトボールW杯2023
地元の宇津木スタジアムで今日、明日と入場無料で開催されてるので、日本🇯🇵対メキシコ🇲🇽の試合を観戦しに行ってきました~
٩(๑>∀<๑)۶✨🎶先発の長友彩莉サン、中学生とは思えない急速の速さでビクリ💦
それとソフト⚾️界の偉大なる神、宇津木妙子サンも来ました🌀💦 pic.twitter.com/qjQAj9XaQ7
— えりりん,Y( ˶ˊᵕˋ)੭♡💓✨ (@bP7H9j8Y90zNa1N) June 3, 2023
長友彩莉選手の最大の武器は、現在110km/hを記録する「高校日本一の球速」です。
この球速は高校女子ソフトボール界では異次元のレベルで、多くの指導者やスカウトが注目する理由となっています。
長友選手が憧れとする上野由岐子選手の日本最速記録121km/hを目標に掲げており、「日本で一番速いピッチャーになって上野選手を超えたい」と公言しています。
現在の110km/hという数値は、世界ジュニア選手権時代の上野選手の記録をすでに上回っており、将来への期待が高まる一因となっています。
長友彩莉の特殊技術「ライズボール」
長友選手のもう一つの大きな武器が、ストライクゾーンからボール球へと浮き上がる「ライズボール」という変化球です。
この球種は以下の特徴を持っています:
- 浮き上がりの原理:強烈なバックスピンにより、ボールが打者の手元で急激に浮き上がる
- 打者への効果:ストレートに見えた球が目の高さまで浮くため、バットの下を通り空振りを誘発
- 投球技術:人差し指と中指でのスナップを効かせ、ドアノブを捻るような手首の動きで回転をかける
投球フォームと配球術の完成度
長友選手の投球は球速だけでなく、技術面でも高校生離れした完成度を誇ります。
力強く安定したフォームから繰り出される投球は、スピードと変化のバランスが秀逸で、試合終盤でも球威が落ちにくいスタミナも兼ね備えています。
特に注目されるのが配球術で、打者の癖を見抜く冷静な観察力と、打者の目線をうまくずらす戦術的思考は、技術だけでなく高い野球IQの証明とされています。
ピンチでも動じない精神力と相まって、チームの絶対的エースとしての信頼を獲得しています。
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長友彩莉の中学時代の成績と経歴
【10/28U15W杯】六回には長友彩莉が登板し、無安打2奪三振に抑えた。#ソフトボール #U15女子ワールドカップ pic.twitter.com/VcpMiINd8Z
— 若林哲治 WAKABAYASHI/Tetsuji (@tatebori1974_76) October 28, 2023
長友彩莉選手は愛知県のみよし市立北中学校出身で、中学時代から全国レベルでその才能を発揮していました。
小学時代に愛知県みよし市のクラブチーム「ハッピーフレンズ」で基礎を築いた彼女は、中学進学後も着実にレベルアップを続けました。
地元では「天才少女」として知られていた長友選手でしたが、中学時代にその実力を全国規模で証明することとなります。
U15日本代表選出という快挙
長友選手の中学時代最大のハイライトは、中学3年生でのU15女子ソフトボール日本代表選出です。
岐阜県内でも極めて珍しいこの快挙は、多治見市や学校関係者からも大きな期待を寄せられる結果となりました。
全国の有力選手が集まる厳しい選考会を勝ち抜き、技術力だけでなく礼儀正しさやひたむきな姿勢も高く評価されての代表入りでした。
2023年U15ワールドカップでの活躍
中学3年生時の2023年に開催された「第1回女子U15ソフトボールワールドカップ」では、日本代表の一員として国際舞台を経験しました。
チームの第3位入賞に大きく貢献し、世界レベルでの実力を証明しています。
大会での主な成績と活躍:
- 登板機会:重要な場面でのリリーフ登板を任される
- 投球内容:無安打2奪三振という圧巻のピッチング
- 国際経験:同世代の世界トップレベル選手との対戦経験を積む
この国際大会での経験は、長友選手の技術面・精神面両方の成長に大きな影響を与えました。
中学生という若さで世界の舞台に立ち、落ち着いたマウンドさばきと威力のある投球で存在感を発揮したことは、高校進学後の飛躍的な成長の礎となっています。
全国規模の大会でも常に上位進出を果たし、強豪校からのスカウトが殺到する存在として注目を集めていました。
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多治見西高校での活躍とミラモンGOLD出演話題
【10/29 U15W杯】四回に先制打を放った長友彩莉。前日は下位打線が得点機を生かせなかったので、山本優監督は長友の打撃に期待して7番に入れた。本人は「投手の方が自信があります。上野(由岐子)選手のように世界で活躍できる投手になりたいです」。#ソフトボール #U15ワールドカップ pic.twitter.com/QHqW2HMIBm
— 若林哲治 WAKABAYASHI/Tetsuji (@tatebori1974_76) October 30, 2023
長友彩莉選手は中学卒業後、岐阜県の名門多治見西高等学校に進学し、1年生からエースピッチャーとして活躍しています。
同校は全国大会での優勝・準優勝を重ねる女子ソフトボール界の強豪校として知られており、長友選手はその中核を担う存在となっています。
高校進学後もその成長は止まることなく、チームの快進撃を支え続けています。
多治見西高校ソフトボール部の輝かしい実績
長友選手が所属する多治見西高校ソフトボール部は、2024年に素晴らしい成績を残しています。
主要大会での成績:
- 2024年春の全国選抜大会:優勝
- 2024年夏のインターハイ:準優勝(神村学園高等部に延長8回タイブレークで惜敗)
これらの成績は長友選手の圧倒的な投球力によるところが大きく、全国レベルでその実力が認められています。
上松監督の厳格な指導体制
チームを指揮するのは監督歴33年のベテラン・上松監督です。
選手たちが恐れる「地獄の特訓」として知られる「3本バック」をはじめとした厳しい練習メニューで、選手たちの技術向上と精神力強化を図っています。
長友選手も「監督は厳しいが、自分たちのために一生懸命で、叱ってくれて信頼している」と語っており、師弟関係の深さがうかがえます。
特別な寮生活環境
長友選手たちが生活する寮は、上松監督が選手たちのために5年前に購入した10LDK・245平米の一軒家です。
選手たちは朝と夜の食事を自炊で賄っており、カプレーゼなどの料理を作る姿も番組で紹介されました。
この共同生活により、チームの結束力向上と選手同士の絆が深まっています。
ミラモンGOLD出演で全国的な注目
2025年4月20日にフジテレビ系列「ミラモンGOLD」に出演し、「女子ソフトボール界のミライモンスター」として特集されました。
番組では以下の内容が放送され、大きな反響を呼びました:
- 厳しい練習風景:ロープ登り4本、腹筋トレーニング2セットなどのハードトレーニング
- 技術解説:110km/hの剛速球とライズボールの詳細分析
- 寮生活密着:選手たちの日常生活と食事風景
この出演により、長友選手の知名度は全国レベルに拡大し、ソフトボール界を超えた注目を集めるようになりました。
現在はU18日本代表として背番号14番を背負い、2025年アメリカ・ダラスで開催予定の「第15回女子U18ワールドカップ ファイナルステージ」出場権獲得にも貢献しています。
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まとめ:長友彩莉の今後の展望と注目ポイント
長友彩莉選手は、高校日本一の球速110km/hと独特なライズボール技術を武器に、ソフトボール界の頂点を目指す逸材です。
愛知県みよし市立北中学校時代からU15日本代表として国際舞台を経験し、ワールドカップ第3位という輝かしい成績を残してきました。
現在通う多治見西高校では、上松監督の厳格な指導のもと、全国選抜大会優勝・インターハイ準優勝という素晴らしい実績を積み重ねています。
身長167cmという恵まれた体格から繰り出される剛速球と、ストライクゾーンからボール球へと浮き上がるライズボールにより、打者を幻惑する投球術も身につけています。
2025年4月のミラモンGOLD出演により全国的な知名度を獲得し、「女子ソフトボール界のミライモンスター」として大きな反響を呼びました。
今後は大学進学や実業団入り、シニア日本代表への継続的なステップアップが期待され、ソフトボール界の未来を担う金の卵として注目が高まり続けています。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。