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◇Dr.ヒロ(著者)「▶ヤバい話し方」

▼本の感想
メラビアンの法則、この本で初めて知った言葉です。人は資格情報と聴覚情報の9割以上で他人に与える印象を操作することが出来てしまう。話し方を鍛えるよりも、まずは見た目をしっかりしなければ、相手は話を楽しいと感じてくれない。この話を聞いて私は、凄く考えさせれた。今まで自分の見た目は全然意識してこなかったからだ。それで話上手になろうと努力したり、悩んだりしていたからだ。この本では、メラビアンの法則が出来ている人はもうその時点で、コミュニュケーション能力がかなり高い人であると言い切ってしまっている。もっと言うと7%の言語情報を鍛えるよりも遥かに見た目55%を大切にすることを大切にしている。話が苦手な人は同じ過ちを犯していないだろうか？話す力を鍛えようと無理をしている人は多いと思う。

◇知念 実希人(著者)「▶崩れる脳を抱きしめて」

▼本の感想
研修医の碓氷と脳腫瘍を患う女性ユカリの物語です。この小説はサスペンス？ミステリー？なの？と聞き進めるにつれてグイグイ引き込まれていきます。ユカリのぎりぎりの生命の時間の中碓氷を思う気持ち、また、院長、看護師、患者さん等病院全体が二人を思いやる気持ちが状況をより複雑にしています。この二人に幸せになってほしい、と思いながらもすんなりとそうはならず、一体この物語はどこに向かうんだろう、ともどかしく切なくなります。2人の心の動きが細かく描写されていて聞きながらその状況がリアルにイメージできて、まるで映画を見ているようでした。10時間55分という長編でしたが続きが気になり短期間で一気に聞き終わりました。普段小説はあまり読まないのですが、いつもと違うジャンルの本も楽しむきっかけになりました。

◇長岡弘樹(著者)「▶教場」

▼本の感想
「教場」は、警察学校の厳しい訓練を描いたミステリー小説です。ドラマ化されているので、興味を持った人も多いかもしれません。警察官としての資質や覚悟を見極めるため、主人公の教官が新入生たちにさまざまな試練や謎解きを課していきます。オーディブルで聴くと、教官の冷徹で鋭い口調や新入生たちの動揺や感情を上手に表現してくれます。警察学校の内幕や警察官としての使命感を知ることができる、興味深い作品だと思いました。謎解きは難易度が高いのですが、聞きながら一緒に考えることができます。登場人物たちの成長や友情も描いているので、感動する場面もあります。警察官目線にとらわれず、「自分ならどうするか」などについて、自分自身も考えるようになりました。ミステリー好きだけでなく、人間ドラマ好きにも聞く価値のある一冊です。

◇安藤広大(著者)「▶数値化の鬼」

▼本の感想
「数値化の鬼」は、株式会社識学の社長である安藤広大さんが書いたビジネス書です。本書では、仕事ができる人に共通する思考法として、「数値化」の重要性と方法を紹介しています。本書は数字に弱い人や自分の強みや弱みを知りたい人におすすめです。数値化することで、自分の能力や状況を客観的に把握し、改善策を考えることができます。また、具体的な事例やワークシートも豊富に紹介しているので、実践的な内容です。数値化することが目的ではなく、手段であることを忘れない必要がありますが、朗読してくれるオーディブルなら、より説得力があり頭にスッと入ってきます。文系脳で数字に苦手意識を長年もって来た私にとっては、目からうろこでした。

◇石田勝紀(著者)「▶子どもを叱り続ける人が知らない『5つの原則』」

▼本の感想
この本は、子育てに悩む親たちに向けて、子どもとの関係を良くするための方法を教えてくれる本です。著者は心理カウンセラーで、多くの親子の相談に乗ってきた経験があるとのこと。子どもを叱り続けることは、子どもの自己肯定感や自信を低下させるだけでなく、親子間の信頼関係やコミュニケーションも損なうと言います。叱り方ではなく、「諭し方」に注目することで、子どもの成長や幸せをサポートすることができると提案してくれます。オーディブルで聞くと、とても説得力があり、実際に相談に来た親子の事例や対話を紹介しながら、「5つの原則」を分かりやすく説明してくれます。オーディブルでは、「5つの原則」に沿った実践的なワークシートも提供されているので、自分の子どもに合わせて試してみることができます。子育てに迷っている親たちにおすすめしたい本です。オーディブルで聞くことで、直接アドバイスを受けているような気分になりました。

◇原田マハ(著者)「▶総理の夫 First Gentleman」

▼本の感想
日本初の女性総理大臣になった妻と、その夫である主人公の物語です。政治家ではない主人公が、総理の夫として様々な困難や危機に直面しながらも、妻を支えていく姿が描かれています。オーディブルで聞くと、主人公の声や感情がよりリアルに伝わってきます。特に主人公が妻や周囲の人々と対話する場面では、声のトーンやニュアンスが重要な役割を果たしています。政治的な話題も多いですが、軽妙なユーモアやサスペンスもありますので、飽きることなく聞き入ってしまいました。政治だけでなく、家族や友情や愛情など、人間関係の奥深さを感じさせてくれる作品です。オーディブルで聞くことで、登場人物たちの生き様に共感したり感動したりすることができました。

◇水野敬也(著者)「▶夢をかなえるゾウ」

▼本の感想
この本は小説ですが、内容は自己啓発本です。この先の人生をどうしようかと悩む主人の前に突然、インドの有名なガネーシャと言うゾウの神様が出会い突然主人公の目の前に現れます。ガネーシャの指南により、主人公は人生をより良くするためにはどうすれば良いかを模索していきます。ガネーシャはインドのゾウですが、なぜか流暢な関西弁で話すので音声だと特に面白いです。内容は堅苦しいものではなく、またガネーシャのアドバイスはやれば誰でもできそうなものが多いのでどの年代の方でも取り組めます。読みやすい小説なので音声で聞いてもスッと頭に入ってくると思います。自己啓発本に抵抗のある人でも、あくまで本作は小説なので一度ご覧になられることをおすすめします。